共付は棒を使わず溶接を行う事です。
最初に共付を行う際の注意点とコツを紹介します。
・まず共付は裏に出やすい為、花が咲きやすい溶接法です。
「注意点」
例として、2tのSUSの板をT字に仮付し、両面を共付でフル溶接するとします。
この場合、最初の注意点は仮付です。
「仮付」
仮付は最も裏に出やすい溶接です。
電流はできるだけ弱めに調整しておきましょう。
「花を咲かせないためのコツ」
※両面をフルで走るので裏に出ると、後の溶接がメチャクチャやりにくくなるので花を咲かせない様に電流調整の際はまず、電流を下げておき、徐々に上げて電流を合わせます※
電流を合わせたら極力母材に熱をかけない様に素早く仮付します。
電流を合わせたとしても、母材に熱をかけ過ぎると意味が無くなるので素早く行いましょう。
「本溶接」
今回の材料は2tと比較的薄めの材料の設定です。
なので、「共付+フル溶接」を行うと花が咲く可能性が高く、T字なので花が咲いた後、グラインダー等で削り落とすのも大変です。
では花を咲かせない為のコツですが、私は電流を少し高めに調整し手を早く動かす様にしています。
共付とは言っても仮付の際、隙間ができている所もあるので必ず細めの棒を持っておきましょう。
「紹介のみ」
こういった溶接の場合にパルスの機能を使うと良いらしいですが、私はパルスの機能は使いません。
なので使い方が気になる方はどう使って溶接するのか調べてみて下さい。
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