2014年4月24日木曜日

【TIG】 電流調整のコツ

※溶接は電流の調整で仕上がりが決まるといってもいいぐらい電流の調整は大事です。
自分の手の速度にあった電流を見つける事を第一にするべきだと私は思っています。
勘違いしている人もいてますが、手の速度というのは早くしようと思って早くなるものではありません。
実際に人が教えていた例でこんなのがあります。

例・「私が思う悪い教え方」
・先輩が高めの電流に調整し、その電流で綺麗な溶接をしろと言う。(その後の電流調整はありませんでした)
まともな溶接できなかったら手が遅いから出来ないんだ、早くしろと言う。
高い電流の方が仕事が早い、だからこの電流で溶接の練習をしろと言う。

こんな練習方法では実際に早くなったとしても外観がメチャクチャで綺麗な溶接は望めません!!!
実際に教えている人の溶接は「時間重視の外観悪し」でした。
溶接というのは早ければ良いという物では無いと私は思っています。
それに勘違いしている人も多いですが、電気屋でもない限り電流が高ければ溶接の速度が速くなるわけでもありません!!!
電気屋はプロで、溶接で飯を食べてるから高い電流で早い手の速度で溶接ができるんです。
なので綺麗に早くが理想ですが、「早く」がダメなら「まずは綺麗」にを目指しましょう。

「自分にあった電流を探すコツ」
※自分にあった電流というのはSUSの厚みが3mm程度の材料で探すと見つかりやすいです※
まず低めの電流から徐々に上げて行きましょう。
逆に高めの電流から下げる方法は電流高めで落ち着いてしまうのでダメです。
材料が溶ける速度と自分の手の速度に無理が無い状態で、棒を入れて酸化しなければ、それが今の自分にあった電流です。
最初は電流が低いのがストレスに感じることもありますが慣れる迄の辛抱です。
慣れると手も早くなってくるので電流を上げた人とあまり時間が変わらないようになります。
手首にも負担が少なくなるので今までよりも溶接ができるようになります。

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