2013年12月11日水曜日

【TIG】 T-1P 裏波 出し方

TN-Pと同じで100Aのパイプを用意します。

まず100~200mm程度の長さで2本切ります。

練習なので大体でいいです。

裏波を出す際は2層~3層仕上げで行います。

【開先】

開先は45°~60°程度です。

ルート面は2mmにします。

※2mが私の実践上では最適です※

※試験ではパイプの裏は磨かなくても大丈夫ですが、仕事でする場合はパイプの裏をグラインダー等で仕上げると裏波が綺麗に出ますし、欠陥も出にくくなります※

【仮付】

仮付は、4mmの隙間を開けて付けます。

※仮付けする際は、被覆をとった4mmのアーク棒を用意しておきましょう。(SUSの棒の方が被覆が残らないのでお勧めです。)

【本付、裏波】

まず、一層目は「2mm」の棒を使用します。
なぜ2mmの棒なのかというと

①・2.4mmでは棒を送る調整が難しいという事。

②・溶接をしていると隙間が徐々に小さくなって来た時に棒が挟まってしまい送ることができなくなります。

※そして鉄で裏波を出す時に気を付けないといけないのが、棒の送りです※

鉄は棒を送った分だけ裏波が出ます。

逆に言うと棒を送らなかったら出ないという事です。



SUSは簡単に出ますが、鉄はちゃんとした棒の送りが必要になります。

一定の量を一定のスピードで、先をトーチの動きに合わせながら溶接していかなくてはいけません。

※これは要練習事項です※

そして棒を溶かす位置の理想は、開先の裏側辺りで溶かすのが一番理想的です。

気をつけなくてはいけないのが、あまり突っ込みすぎると裏波に溶けていない棒が残る事があるので注意が必要です。

しかし手前すぎると裏波は出ません。

※これも要練習事項です※

1層目は、90A~100A程度で私はやります。

溶接後は、1層目の表面をワイヤーブラシで磨きます。

※試験では溶接後はグラインダーを使用できないのでワイヤーブラシを使います。

【裏技】

 ※裏波を出す時の溶接時に見る場所のポイント※

・溶接している場所の隙間側の裏側を見るようにします。

・すると裏波が出ているかが自分の目で見て解ります。

このポイントは最重要です。

見えるポジションは自分で探すしかないですが、このポイントを意識して探すと自然に自分で気づくよりも早く見つけられると思います。

【2層目】

いつも通りつけます。

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